富山インターナショナル・モンテッソーリ・スクール

縦割りクラスを取り入れています。下の子は上の子を見習い、上の子は下の子に教えることで互いに成長しあいます。触ったり、考えたり、体験したりできるさまざまな教具を使って活動できるように、整えられた環境です。

子どもたちは自由に動き回り、好きなお仕事を選び、達成感を得るまで取り組むことができます。自らが選択することで、子どもたちは自信を持ち、自ら学び、自己を確立することができるようになります。

教室は子どもを中心に運営されます。モンテッソーリ教育法において教師は指導者というより援助者です。教師は子どもと学習環境をつなぐ役割を果たします。子どもたち一人ひとりの学びの進歩を観察し、次のステップをお手伝いすることで、子どもたちはスキルを身につけることができるようになります。

カリキュラム

私たちは、子どもの発達段階を大切に考えています。教室では、たくさんの教具の中から、子どもたちが自ら進んで学習できるような環境を整えています。具体的な学習内容から抽象的な学習内容へと移行していきます。私たちは、子どもたちが成長し、安心して学べる場所として、制限の範囲内で自由を与えることで、子どもたちを安心させます。

Practical Life 日常生活の練習

Sensorial 感覚

Math 数学

Languages 言語学

日常生活の練習

子どもたちが日常的な練習を好むのは、現実の日常生活に関わることを実感できるからです。大人たちの行動を真似することによって、遊びの中で自分の成長を感じられることができます。幼児期には、食べこぼしを拭いたり、手を洗ったり、礼儀正しいコミュニケーションの仕方を学んだりすることで成長していきます。小学生になると、料理や裁縫、ガーデニングなど、教室の外や地域社会での活動を行うことが多くなります。このような活動で、子どもたちは社会に適応する方法を学び、社会性を身につけ、秩序を守る感覚を養うことができます。

感覚

感覚を刺激する教具は、子どもの興味を引くように作られています。子どもは色、質感、大きさ、重さ、形、匂いなどを言葉で覚え表現できるようになります。感覚を刺激する活動は、五感を強化し、識別、分類、比較の学習ができるように作られており、知的発達の準備を促します。また、教具は、子どもの心理的、神経的な発達をサポートもします。例えば、センソリアルは、数学の準備、注意力の向上、手と目の発達、論理的思考の発達などの効果をもたらしますが、それだけではなく、数学・幾何学・地理・植物学・美術・音楽などの基礎となります。

数学

数学の教具は、数量と記号を関連付けて学ぶものです。例えば、数量はビーズバーで学び、子どもはそれを実際に指で数えることができます。子どもたちが数をその関係を正しく理解できるように作られています。この教具はシンプルで感覚的に表さられており、数字や量を見たり、持ったり、感じたりして子どもを徐々に抽象的な数字としての理解へと導きます。幼児から小学生までの数学の教具は、すべて色分けされています。さまざまなビーズや絵の描かれたカードを使って、足し算、引き算、掛け算、割り算の操作を具体的に遊びの中で学びながら、より数字に親しんでいきます。これらの体験は計算を教えるだけでなく、数の動きや量と記号の関係を深く理解できるようになります。小学生になると、それまでの算数の基礎がしっかりしているため、数字の抽象的な作業(複雑な計算)も自然にできるようになります。

言語

子どもは言語を吸収する驚異的な能力を持っています。飛び跳ねたり遊んだりして楽しく生きることに専念している間に、複雑な文法までまるごと言語を学ぶことができます。
整えられた環境の中で吸収して表現する過程は、モンテッソーリ教育の重要な部分で、自信、話すこと、書くことによる自己表現、人の話を聞き、読み、共感・理解できる力、最終的には総合的読みを援助します。
例えば、紙やすりの文字は、子どもにアルファベットの音を紹介するとときに使います。子どもは自分の感覚を使って理解し、読み書きできるようになります。言語を発見することは子どもにとって面白く、楽しく、創造的なプロセスになります。自分のペースで学び、日常生活を通して読み書きとコミュニケーション技術が発達します。

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一般的教育とモンテッソーリ教育

一般的な教育では、子供が何を学ぶべきかを大人が決め、採点することで学習成果を測ります。教師が主体となり学習させ、子どもは受け取とる側です。 一方、モンテッソーリ教育では、子供の活動がすべてで、教師には別の役割があります。子ども自身が探索・観察し、位置確認をして秩序を作ります。観察をすると手を使って仕事・活動がしたくなり、失敗したら自己訂正をし、決めた目標に達成するため繰り返し努力します。

モンテッソーリのアプローチ:

  • モンテッソーリの指導は、大人の指導スタイルに合わせるのではなく、子どもたち一人ひとりの目標に合わせます。

  • モンテッソーリの教室では、子供たちがお互いに教え合い、協力し合い、助け合いはしますが、競争する場ではないのが特徴です。